運命
運命の出会いの相手。
それがメル友だったとは。
僕にとって、メル友は所詮遊び相手。
いかに最短時間でエッチに持ち込むかが全て。
そんな考えだったんです。
「だった」って過去形です。
運命の女性、サチと出会うキッカケとなった出会い系サイトでも、当然割り切った関係目的で女の子を物色していました。
特別カワイイとは思わなかったけれど、何となくノリが良さそうだったから、会ってみよう、って。
もっとも、出会い系サイトで知り合ったメル友に、ものすごくカワイイ子なんてそんなに居るハズも無い事は分かっていたので、その辺りはストライクゾ−ンを広く持っていました。
待ち合わせ当日、既にサチは僕を待っていてくれたんです。
僕らしく無かったのですが、不思議と彼女に近づくにつれ、胸のドキドキが大きくなっていました。
自分でも不思議でした。
サチは写メで確かめていた姿よりもずっと可愛く、道行く男性達は皆、彼女を振り返る風だったのです。
舞い上がってしまっていたのでしょうか、一生懸命サチに話し続けた自分が居ました。
そんなサチの話もとても面白く、普段なら居酒屋を出たその足でホテルへ行こうと誘うのが僕の常なのですが、その日はその場で別れたんです。
サチはそんな相手じゃ無くなっていたんですネ。
ラッキ−な事にサチも僕の事がまんざらでも無い風で、結局僕の方から交際を申し込んで、恋人同士の日々がスタ−トしたんです。
メル友が運命の相手、って本当にあるんですネ。
そうそう。
今度、プロポ−ズしようと心に決めているんですよ。
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